平成29年度 第2期常設展「漆はうごく」

公開日 2017年11月08日

最終更新日 2017年10月29日

平成29年度 第2期常設展

漆 は う ご く

会期:2017年10月27日(金)~2017年12月24日(日)
ご好評につき会期が延長となりました!2018年1月21日(日)までご観覧いただけます

 今回の常設展では、『漆器をめぐる交流』をテーマとして、流通や輸出などの交流・移動の中で文化を広めてきた漆芸品をご紹介します。
 各地で生産・製作された漆器は特産品として国内はもとより他の地域に流通し、そのことは技術交流を促しました。
 同様の技術を有するアジア内でもそれぞれの個性豊かな漆工品が交易の対象となり、更にヨーロッパやアメリカ大陸などへも輸出が盛んに行われてきました。また、漆をめぐる交流は、製品としての漆器にとどまらず原材料としての漆液もアジア内で流通したことが近年の研究によって明らかになりつつあります。
 この展示を通して、国内外におけるダイナミックな漆の文化交流に目を向け、漆が文化と共に流通した過程を楽しんでいただければ幸いです。

 

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漆はうごく

 道具として人と共に移動する漆製品や、商品として国内で流通した漆製品について紹介します。

黒漆松竹梅漆絵箔絵平椀 朱漆山水楼閣箔絵提重
黒漆松竹梅漆絵箔絵平椀 朱漆山水楼閣箔絵提重


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海を越えた漆器

 16世紀以降の西洋へ交易品として輸出された調度品や、中国・東南アジアから国内へ運ばれた漆器が琉球や日本の漆工品に影響を与えた製品について紹介します。

黒漆花樹蒔絵螺鈿洋櫃 黒漆孔雀牡丹唐草沈金食籠
黒漆花樹蒔絵螺鈿洋櫃 黒漆孔雀牡丹唐草沈金食籠


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琉球漆器
 
 献上品や贈答品として中国や日本へ流通した琉球王国時代の漆器を紹介。
また、化学分析により日本または中国産の漆のほか、東南アジアの漆が使用されたことが判明した琉球漆器を紹介します。

朱黒漆三巴紋漆絵盤 黒漆蓮池人物蝶螺鈿密陀絵印箱
朱黒漆三巴紋漆絵盤 黒漆蓮池人物蝶螺鈿密陀絵印箱


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近代から現代の沖縄
 
 戦後、沖縄では米軍人向けのお土産や記念品が漆で作られるようになりました。
螺鈿で描いた沖縄地図の飾り皿や堆錦でハイビスカスを表現したものなど当時の需要に即して制作された漆製品を紹介します。

朱漆パパイヤ堆錦菓子器 黒漆鳥居形置物
朱漆パパイヤ堆錦菓子器 黒漆鳥居形置物


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これからの漆
 
 近現代以降の生活様式の変化に伴い、新しい漆が生み出されました。
科学的に調整したハイブリッド漆は、漆本来の特性を生かしつつ、漆がもつ弱点を改良したものです。
ガラスや金属にも密着する特性をもつことから、現代の需要に合わせた製品の製作へとつながることが期待されます。

ハイブリッド漆 琉球ガラスの堆錦容器
ハイブリッド漆 琉球ガラスの堆錦容器

会場情報

平成29年度 第 Ⅱ 期常設展
『漆 は う ご く』 のご案内
会期 2017年10月29日(金)~2017年12月24日(日)
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
観覧料

 高校生以下 入場無料
 一般   :200円(160円)
 大学生  :130円(100円)
 65歳以上:160円  
 
 ※( )は20人以上の団体料金です。

休館日 月曜日
※ただし祝日または振替休日に当たる場合は開館します。
会場 浦添市美術館

地図

浦添市美術館